◆リョーマ_02◆

 

 

 

薔凛「まあ!?良い所におられましたわ♪」

慈音「?」

 

 

 

 

薔凛「兄様お久しぶりでございます。」

慈音「ああ、そうだな。」

薔凛「兄様?お加減が優れませんの?」

慈音「いや。そういうわけじゃないけど、気にしなくていい。それより何か用事があったんじゃないの?」

 

 

 

 

薔凛「そうですけども…用がなくても私は兄様とご一緒したいですわよ?」

慈音「済まない。ちょっと考え事をしていたから気を取られていたみたいだ。言い方が悪かった。」

薔凛「いいえ、構いませんわ。私こそ考え事のお邪魔をしてしまってごめんなさい。」

慈音「そんな事は気にしなくていいさ。何かいい事があったんだろ?」

薔凛「まあ!さすが兄様ですわvvちょっと待っていていただけますか?」

 

 

 

薔凛「お待たせ致しましたわ。本当は兄様に一番最初に紹介をと思ってたんですの…でも先に、潔さんに見つかってしまいましたの。」

慈音「……薔凛?」

 

 

 

薔凛「愛音さんがいらした日に私にも弟が出来ましたのよ。」

慈音「そうか。良かったな薔凛。」

薔凛「はい。ありがとうございます。」

 

 

 

薔凛「さあ、リョーマ君。こちらは慈音兄様ですわ。ご挨拶してくださいな。」

リョーマ「ども、リョーマっす。」

 

 

 

 

薔凛「!!……」

慈音「………」

 

リョーマ「………… (う…なんかヤバくない?)ぁ、あの?」

 

 

 

薔凛「リョーマ…くん。それがご挨拶ですの?
違いますわよね?
ちゃんと、ご挨拶をして頂けるかしら?っていうか、出来ますわよ、ね?」

慈音「………」

薔凛「あらあら、お返事ができませんの?」

リョーマ「出来るっす。」

 

 

 

薔凛「じゃあ、ちゃんと!してくださいね?」

リョーマ「……初めまして、薔凛さんの弟のリョーマです。よろしくお願いします。」

 

 

 

慈音「慈音だ。こちらこそ、よろしく。」

薔凛「よく出来ましたわ。リョーマ君はお利口ですわね。」

リョーマ「……(薔凛さんって……)」

慈音「薔凛。」

 

 

 

薔凛「何ですの?兄様。」

慈音「いや…、まあ、二人共仲良くな?」

薔凛「はいですわ♪」

リョーマ「はい…」

慈音「……… 」

 

 

 

 

薔凛「兄様もリョーマ君と仲良くしてあげて下さいね?」

慈音「ん?…ああ、ぞうだな(笑)」

リョーマ「……?」

 

 

 

 

◆内緒話◆

 

 

リョーマ「ねえねえ、なんでさっき笑ってたの?」

慈音「いや、ちょっとなお前。薔凛に面喰らってた感じがしてな」

リョーマ「お前じゃなくって、リョーマっす。」

慈音「ああ、ごめんな、リョーマ?」

リョーマ「いいッスよ。」

 

 

 

リョーマ「じゃあ、俺は慈音さんって呼んだらいいっすか?それとも薔凛さんみたいにお兄様って呼ばないと駄目?」

慈音「……それって抵抗あるだろ?」

リョーマ「………ん。」

慈音「こっちも、だ。」

リョーマ「じゃあ、慈音さんでいいっすか?」

慈音「ああ。」

 

 

 

リョーマ「あのさ、慈音さんってさ、愛音さんのお兄さんなんだよね?」

慈音「ああ、そうだけど?」

 

 

 

 

リョーマ「愛音さんってさ……どんな人が好きなの?」

慈音「………さあ、愛音とはまだ会ってないし、よく分からないなぁ…気になるのか?」

リョーマ「よく一緒にいるんで、なると言えばなるっす…」

慈音「ふ〜ん…」

 

 

 

 

リョーマ「さっきイサと会った時も不安そうだったし、なんだか愛音さんって危なっかしいっすよ。」

慈音「!」

リョーマ「慈音さんは気にならないっすか?」

慈音「……気にならないってわけはない…んだがな……」

リョーマ「でしょ?可愛い妹だもんね?」

慈音「そうだな。うん、リョーマが付いてくれてて助かってるな。」

リョーマ「そう?」

 

 

 

慈音「リョーマ。」

リョーマ「?」

慈音「潔の事、イサって呼んでるのか?」

リョーマ「うん。本人がいいって言ったよ?」

慈音「薔凛は何て?」

リョーマ「何も言われなかったけど。やっぱり直した方がいいの?」

慈音「まあ、細かい事を気にしない奴だから本人がいいならいいんだが……時と場所さえ弁えれるか?」

 

 

 

 

リョーマ「大丈夫っす。」

慈音「ああ、薔凛の弟だもんな(笑)」

リョーマ「……。」

リョーマ「慈音さんって、知ってるんスね?」

慈音「ああ、薔凛が俺の前だと態度が違う事?」

リョーマ「やっぱり知ってるんだ。」

 

 

 

 

 

慈音「お前も気が付いて良かったな。」

リョーマ「………なんか複雑っす…」

慈音「リョーマも薔凛の特別だろ?」

リョーマ「そうっすかね?」

慈音「ああ。」

リョーマ「なら、いいんっすけど」